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品質管理からの転職先はどこ?製造業9年・年収800万の私が市場価値を測った結果

転職ノウハウ
この記事は約5分で読めます。

私は大手食品メーカーで品質管理の仕事をして約9年になります。年収は800万円。数字だけ見れば悪くないはずなのに、正直に言うとここからのステップアップが見えず、停滞を感じています

だから私は、年に1回、転職エージェントとの面談で自分の市場価値を測ることにしています。転職するかどうかを決める前に、「いま外に出たら何が起きるか」を知っておくためです。

この記事では、直近の面談で言われた3つの現実と、品質管理・製造業の会社員が取れる4つの選択肢を、私自身の判断過程ごと公開します。同じように「このままでいいのか」と感じている方の、判断材料になれば嬉しいです。

📌 この記事でわかること

  • 品質管理経験者の転職市場での評価(エージェント面談の一次情報)
  • 「DXスキルで転職」が思ったより甘くない理由
  • 年収・家族・やりたいことで揺れたときの選択肢の整理法

面談で言われた3つの現実

私が利用しているのはJACリクルートメント(ミドル・ハイクラス向けエージェント)です。求人を紹介してもらいながら、率直な市場評価を聞いています。直近の面談で言われたのは、次の3つでした。

現実① いまの業界では、年収はほぼ天井

「食品業界の品質管理としては、年収800万円は高い水準。業界内にとどまる限り、ここから大きく上げるのは難しい。年収を上げたいなら業界チェンジが現実的」——これが1つ目の指摘でした。

業界ごとに給与水準の相場は決まっています。同じ職種・同じ実力でも、所属する業界が変われば年収レンジが変わる。頑張りが足りないのではなく、構造の問題です。これは品質管理に限らず、多くの職種に当てはまります。

現実② 「DX実績だけ」だと、転職市場では弱い

私は本業で業務アプリの内製やAI活用といったDX推進にも取り組み、社内表彰も受けています。正直、これが転職市場での武器になると思っていました。

しかし面談で言われたのは「DX実績だけだと弱い」。社内でどれだけ評価されても、DX職種への転職となると、ITエンジニアやコンサル出身者と同じ土俵で比較されます。「ツールを使って業務を改善した経験」と「DXを職業としてきた経験」の間には、採用側から見ると壁があるのです。

世の中の「DXスキルで転職だ」という空気に対して、現場のエージェントの評価は思った以上に冷静でした。これは面談を受けて初めてわかったことです。

現実③ 経験職種(品質管理)を軸にすれば、年収アップの道はある

一方で意外だったのがこれです。「品質管理の経験を軸に異業界へ移るなら、年収アップのポジションはある」——つまり、武器は「新しく身につけたDXスキル」ではなく、「9年積み上げた品質管理の経験」の方だったわけです。

これは、当サイトで繰り返し紹介してきた「軸ずらし転職」(職種は活かして業界を変える)の考え方そのものです。実際、リクルート社の転職決定者データ分析(2022年度)でも、業種や職種の枠を越える転職は増え続けていますが、年齢が上がるほど「経験職種を軸にした越境」が中心になります。

私の選択肢は4つ。それぞれに「ネック」がある

面談の結果を整理すると、私の選択肢は4つになりました。今は品質管理系・DX系の両方の求人を紹介してもらいながら、比較しています。

選択肢 年収 ネック
① 異業界 × 品質管理(軸ずらし) アップが狙える 転勤ありきの求人が多く、今後の子育てと相性が悪い
② DX職種へキャリアチェンジ 一時的に下がる可能性大 未経験扱いに近い評価からのスタート
③ 社内でDXポジションを確立 現状維持〜緩やかに上昇 ポジションが用意される保証がない
④ 現状維持 横ばい 停滞感の正体が解決しない

見てのとおり、「正解」の選択肢はありません。年収を取れば家族との生活にしわ寄せが来る。やりたい方向(DX)を取れば年収が下がる。だから私は今、③の「社内でDXポジションを確立できないか」を模索しながら、①と②の求人も見続けるという動き方をしています。

大事なのは、4つの選択肢を「知った上で」現状維持を選ぶのと、知らないまま留まるのは全く別物だということです。前者は戦略、後者はただの停滞です。

同じ状況の人が、今日からできる3つのこと

① 実績を「数字とプロセス」で言語化する

「DX実績だけだと弱い」と書きましたが、弱さを補う方法はあります。それは、実績を「何を・どうやって・どんな結果を出したか」で語れるようにしておくことです。品質管理の業務経験も同じで、「不良率をどう下げたか」「監査対応をどう仕組み化したか」を言語化できる人は強い。職務経歴書の書き方は以下にまとめています。

② 転職する気がなくても、市場価値を測る

私のように「転職するかどうか」を決める前に、エージェント面談で市場価値を測る使い方があります。無料ですし、求人を眺めるだけでも「自分の経験は外でどう値付けされるのか」がわかります。私の場合、この習慣がなければ「DX実績だけだと弱い」という現実に気づかないまま、根拠のない自信を持ち続けていたと思います。

求人数の多さで市場の全体像を見るならリクルートエージェント、ミドル層の年収アップ案件を見るならJACリクルートメント、と役割が分かれます。

リクルートエージェント
  • 国内最大級の求人数(非公開求人20万件以上)
  • 製造業・品質管理の求人も豊富で、市場の全体像をつかみやすい
  • 「求人を眺めて相場を知る」使い方でも無料

年収600万円以上で「私と同じようにミドル層の率直な市場評価を聞きたい」という方は、JACリクルートメントも選択肢になります(私が年次面談で使っているのはこちらです)。

③ 「転職か、転職以外か」も含めて比較する

私の選択肢③(社内でポジションを作る)のように、答えは転職の外にあることもあります。副業で収入の柱を増やすという手もあります。「転職か副業か」の整理は以下の記事でどうぞ。

まとめ|答えはまだ出ていません。だから行動し続けます

かっこいい成功談で締められればいいのですが、私自身はまだ4つの選択肢の中で揺れています。それでも、市場価値を測るという行動を起こしたことで、「何となくの停滞感」は「比較できる選択肢」に変わりました。

  • 年収の天井は実力ではなく業界の構造で決まっていることがある
  • 「DXスキルで転職」は甘くない。武器は積み上げた経験職種の方にある
  • 選択肢を知った上での現状維持は戦略。知らないままの現状維持は停滞

この模索の続きは、このブログとX(@motozu_salacari)で報告していきます。同じ状況の方は、まず市場価値を測るところからスタート!

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