「転職したいけど、年収が下がったら意味がない。」
「同期が転職で年収アップしたと聞いたけど、自分にはできるのかわからない。」
30代の転職でこういった悩みを抱えている方は多いと思います。実は私も同じでした。
転職活動を始めたとき、「年収アップできる人」と「変わらなかった人」の差が気になって、成功した人の話をたくさん聞きました。その結果、年収が上がった人には明確な共通点があることがわかりました。
この記事では、30代で転職して年収アップした人が実際にやっていること5つを解説します。一方で、やりがちな失敗パターンも正直にお伝えするので、転職前にぜひ読んでみてください。
30代の転職で年収が上がる人・上がらない人の差
まず結論から言うと、30代の転職で年収が上がるかどうかは「運」ではなく「準備と戦略」で決まります。
知人の転職経験者(コミュ障を自称していた営業職の男性)が、転職で年収を200万円以上アップさせた話を聞いたことがあります。彼が言っていたのは「転職は攻略できるゲームだ。ルールを知ってから動くかどうかの差だ」という言葉でした。
年収が上がらない人に共通するのは、以下の3つのミスです。
年収アップできない人がやりがちな3つのミス
- ①「何となく」応募している:自分の市場価値を把握せず、とりあえず求人に応募する。軸のない転職活動は年収交渉でも弱くなる
- ②「あとから上げてもらう」を信じる:入社後に「実績を見て年収を上げます」と言われてそのまま転職してしまう。これは非常に危険。実際にはなかなか上がらないことが多い
- ③1社ずつ順番に受ける:複数社の選考を同時に進めないと、競合する内定がなく年収交渉の材料がなくなる
これらのミスを避けるだけでも、転職結果は大きく変わります。では、年収アップした人が具体的に何をやっていたのか見ていきましょう。
年収アップした人がやっていること5選
自分の「市場価値」を先に把握する
年収アップした人が最初にやっていることは、転職市場での自分の価値を客観的に把握することです。
「今の年収が自分の市場価値だ」と思い込んでいる方は多いですが、実際には現職の給与体系や会社の業績によって年収が決まっているため、市場価値とはズレていることがほとんどです。
市場価値を把握する最も簡単な方法は、転職エージェントに登録してキャリア相談をすることです。無料で自分のスキル・経験をもとに「市場でどれくらいの年収が狙えるか」を教えてもらえます。登録したからといって転職を急かされるわけではないので、情報収集として使うのがおすすめです。
応募書類を「成果・数字」で書く
年収アップした人の職務経歴書には、必ず具体的な数字と成果が書かれています。
たとえば「営業として働いていました」と書くのではなく、「営業チーム5名のリーダーとして、前年比120%の売上達成。新規顧客開拓で年間50件の契約を獲得」のように書く。採用担当者にとって、数字のある実績は説得力が格段に違います。
書類を書く際に意識してほしいのは以下の3点です。
- 何をやったかではなく「どんな成果を出したか」を書く
- チームの成果でも「自分の貢献」を明確にする
- 規模感がわかる数字(人数・金額・件数・比率)を必ず入れる
複数社に同時並行で応募する
年収交渉を有利に進めるために欠かせないのが、複数社の選考を同時に進めることです。
1社ずつ受けていると、内定をもらったときに「この会社しか選択肢がない」という状態になります。その状態では年収交渉の余地がありません。
一方、複数社から内定をもらえると「他社からこの条件で内定をいただいているのですが」と伝えることができ、交渉の場が生まれます。転職エージェントを活用すれば、複数社への応募管理をまとめて対応してもらえるのでスケジュール調整も楽になります。
年収交渉をエージェントに任せ、入社時点で決める
これは非常に重要なポイントなので、しっかり読んでください。
年収は必ず入社時点でアップさせてください。「入社してから実績を見て上げます」は信じないでください。
正直に言うと、優しい性格の方ほど「あとから上げてもらえればいい」と受け入れてしまいます。しかし現実には、入社後に約束通り上がるケースは多くありません。企業側は「今の年収でOKしてくれた人」という認識になってしまうからです。
年収交渉はエージェント経由で行うのが最も有利です。担当エージェントが企業の人事担当と直接交渉してくれるため、自分で言いにくい条件も代わりに伝えてもらえます。エージェントは成功報酬型のビジネスモデルなので、あなたの年収が上がることは彼らにとっても利益になります。積極的に活用しましょう。
「年収アンカーの罠」を知っている
年収アップした人が知っていて、知らない人が損をしている知識が「年収アンカーの罠」です。
年収アンカーとは、一度ある年収で転職すると、その年収が次の転職交渉の基準点(アンカー)になってしまう現象です。
たとえば、現在の年収400万円の人が「まずは転職して経験を積もう」と350万円の会社に転職したとします。その後また転職しようとすると、次の企業からは「現年収350万円ですね」と前提にされ、年収350万円を起点に交渉が始まります。最初の一歩で低い年収を受け入れると、それが長期的にずっと足を引っ張るのです。
転職するなら、必ず現年収以上を条件にしてください。それが難しい場合は、転職のタイミング・転職先の業界・スキルの見せ方を見直す方が長期的には有利です。
年収交渉を成功させるためにエージェントを使う理由
年収交渉を自分でやろうとすると、ほとんどの人は遠慮してしまいます。「強欲に思われたくない」「内定を取り消されたら怖い」という心理が働くからです。
転職エージェントを使う最大のメリットは、この年収交渉を代行してもらえることです。
エージェント選びで気をつけること
ただし、エージェントも人です。担当者によって質・姿勢は大きく異なります。「とにかく早く転職させよう」とする担当者もいれば、あなたのキャリアを本気で考えてくれる担当者もいます。
担当者を見極めるポイントは「こちらの希望を聞かずにどんどん求人を送ってくる担当は要注意」です。良い担当者は、まずあなたの状況・希望・価値観をじっくりヒアリングしてから求人を紹介してくれます。
担当者との相性が合わない場合は、遠慮なく「担当者を変えてほしい」と申し出るか、別のエージェントに乗り換えましょう。複数のエージェントに登録するのが、良い担当者と出会う確率を上げる最善の方法です。
30代の転職に強いエージェントおすすめ3選
最後に、30代の転職で年収アップを目指す方におすすめのエージェントを3社ご紹介します。それぞれ特徴が異なるため、2〜3社に同時登録して比較することをおすすめします。
doda|求人数No.1・幅広い業界に対応
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 求人数 | 業界最大級(常時10万件以上) |
| 対象年代 | 20〜40代(30代に特に強い) |
| 特徴 | 求人紹介+スカウト機能の両方が使える |
| 向いている人 | 幅広い選択肢から選びたい方・初めての転職活動の方 |
dodaは求人数・登録者数ともに国内トップクラスの転職エージェントです。幅広い業界・職種をカバーしているため、「まずはどんな求人があるか知りたい」という方の情報収集から、本格的な転職活動まで対応できます。
エージェントサービスとスカウトサービスの両方を無料で使えるのも魅力です。
リクルートエージェント|業界最多の非公開求人
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 非公開求人数 | 業界最多(全求人の約80%が非公開) |
| 対象年代 | 20〜50代 |
| 特徴 | 大手・優良企業への転職実績が豊富 |
| 向いている人 | 大手企業・有名企業への転職を狙いたい方 |
リクルートエージェントの最大の強みは、一般には公開されていない非公開求人の多さです。大手・優良企業への転職実績が豊富で、年収アップを狙うなら外せない1社です。担当エージェントの質にばらつきがあるという声もあるため、複数社と並行して使うことをおすすめします。
JACリクルートメント|年収600万円以上のミドル・ハイクラス転職
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年収帯 | 年収600万円以上のミドル〜ハイクラス |
| 特徴 | 管理職・専門職・外資系に強い。担当者が求人企業と求職者の両方を担当 |
| 向いている人 | 年収600万円以上を狙いたい方・管理職への転職を目指す方 |
JACリクルートメントは、ミドル・ハイクラス転職に特化したエージェントです。担当者が求人企業と求職者の両方を担当するため、企業の内情や求める人材像を詳しく教えてもらえます。年収600万円以上を目指す30代の方には特におすすめです。
まとめ:年収アップは「知っているか、知らないか」の差
30代で転職して年収アップした人がやっていること5つをまとめます。
- 市場価値を先に把握する(転職エージェントのキャリア相談を活用)
- 応募書類を成果・数字で書く(「何をやったか」でなく「どんな成果を出したか」)
- 複数社に同時並行で応募する(競合内定が年収交渉の武器になる)
- 年収交渉をエージェントに任せ、入社時点で決める(「あとから上げます」は信じない)
- 年収アンカーの罠を知っている(一度下げると次の転職でも足を引っ張る)
正直に言うと、これらは「特別なスキル」ではありません。知っているかどうかの差です。
「30代での転職は遅い」という声もありますが、私はそう思いません。30代は実務経験とポータブルスキルが積み上がっている最も市場価値を発揮しやすい年代です。知識と準備を持って動けば、年収アップは十分に狙えます。
まずはエージェントに無料登録して、自分の市場価値を確認するところから始めてみてください。求人を眺めるだけでも、自分のキャリアの可能性が広がる感覚が得られます。


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