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副業が会社にバレたらどうなる?実際の処分事例と対処法

副業
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「副業がバレたらクビ」——そう思われがちですが、裁判例はむしろ逆を示しています。副業禁止規定への違反「だけ」を理由とした解雇は、裁判では「解雇権の濫用」として無効と判断されるのが通常です(実際の判例は本文で紹介します)。

とはいえ、バレた直後に「クビになるのか」と焦る気持ちはわかります。大事なのは、法的な実態を正しく知ったうえで、落ち着いて対応の順番を踏むことです。

ここからは、実際の処分事例・判例と、バレてしまった後の現実的な考え方を解説します。

📌 この記事でわかること

  • 副業でクビになる条件と判例の実態
  • 副業禁止は法律ではなく就業規則という前提
  • バレてしまった後の現実的な考え方
  • 副業OKの会社に転職するという選択肢

※ 副業がバレる原因と事前の対策については、こちらで詳しく解説しています。

副業禁止違反で本当にクビになるのか?判例から見る実態

副業禁止規定に違反した場合にクビにできるかどうかは、就業規則ではなく労働契約法16条に基づいて判断されます。

解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。(労働契約法16条)

つまり、「就業規則に書いてあるから解雇できる」という話ではなく、解雇に「合理的な理由」と「社会的相当性」の両方が必要です。

懲戒解雇が認められるのはこの4つに限られる

裁判所が副業を理由とした解雇を有効と判断するのは、以下のいずれかに該当する場合に限られています。

  • 競合他社で働くなど、会社の利益を直接損なった場合
  • 副業が原因で本業のパフォーマンスに著しく影響が出た場合
  • 会社の機密情報を副業に使用した場合
  • 会社の名誉・信用を傷つける内容の副業だった場合

これらに該当しない副業解雇の判例はほぼ存在しない

副業禁止規定への違反「だけ」を理由に解雇が有効とされた判例は、ほぼ見当たりません。

参考になるのがマンナ運輸事件(京都地裁 2012年)です。この事件では、副業(自動車運転)を理由とした不利益取扱いに対し、裁判所は会社側の対応を不当と判断しました。副業が本業に悪影響を与えていない・会社に具体的な損害を与えていないという事実が重視されています。

逆に、解雇が有効と認められた代表的なケース(小川建設事件 東京地裁 1982年)では、深夜のキャバレー勤務による本業への影響と会社の信用問題が認定されており、上記4つの条件のいずれかに該当していました。

副業の内容が会社と競合せず、本業への影響もなく、機密情報も使っていない——この状況で副業を理由にクビになることは、法律上もほぼあり得ません。

副業禁止は法律ではなく就業規則

そもそも、日本の法律に「副業を禁止する」という規定はありません。副業禁止はあくまで会社が内部で定めた就業規則です。

2018年には厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を策定し、副業・兼業を原則容認する方向を国として示しています。副業を認める企業が増えている現在、「副業禁止規定があるからクビ」という論理が通らなくなってきています。

なお、公務員の場合は法律(国家公務員法・地方公務員法)で副業が制限されているため、話が別です。民間企業の話とは区別して考えてください。

バレてしまったら:本当に考えるべきこと

ここが本題です。

副業がバレる原因で最も多いのは、自分から話してしまうことです。誰かに話したくなるということは、それだけ副業がうまくいっていて、嬉しくてたまらないからです。

つまり、バレてしまった人の多くは、副業が軌道に乗りはじめているということでもあります。

その状況で考えるべき選択肢は2つです。

選択肢①:副業に全振りする

副業収入が本業に近づいているなら、いっそ副業に集中する環境を整える方が理にかなっています。副業で生計が立てられる見込みがあるなら、本業にしがみつく必要はありません。

選択肢②:副業OKの会社に転職する

副業を続けながら安定した収入も確保したいなら、副業を認めている会社に移ることが現実的です。

今どき、副業禁止で従業員を囲い込もうとしている会社は、長期的に見て成長しにくいです。終身雇用も保証できない時代に「副業禁止」を維持している企業の姿勢は、率直に言って時代遅れです。そういう会社に縛られ続けることが、本当にあなたのキャリアにとってプラスかどうかを考えてみてください。

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まとめ

  • 就業規則違反だけでクビになることはほぼない→ 判例上も、競合・機密漏洩・本業への著しい影響がなければ解雇は無効になるのが通常
  • 副業禁止は法律ではなく就業規則→ 公務員は別として、民間企業の副業禁止規定は会社の内部ルールに過ぎない
  • 自分から話してバレたなら、副業は好調なサイン→ 副業に全振りするか、副業OKの会社に転職する方向を考える価値がある
  • 終身雇用も保証できないのに副業禁止の会社は要注意→ 長期的なキャリアを考えると、そういった会社に縛られ続けることがリスクになる

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